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莉玖の手がそこに触れると、彼は嬉しそうにふっと息を漏らした。

「りる……。濡れてる」

耳元で甘く響く莉玖の声。鼓膜を震わせるそれすらも、私の身体の奥に熱を蓄える要因となる。

「お願い……莉玖……。キス……して？」

私が彼の顔を見上げてそう強請ると、彼は溜息を吐く様に『ああ』と言い、覆い被さり唇を重ねてくれる。

莉玖を求める私は、唇を開き彼の舌を誘った。彼はそれに応える様に、舌を私の口内に忍ばせて来ると、私の舌を求めて蠢く。私はすぐさま、それに応え、彼の舌に自分の舌を絡めた。

舌を絡ませる度に、口の端から零れる水音が淫らで、どんどん私の情欲が煽られる。それは彼も同じ様で、腰に当たる彼の熱が、固く芯を持ち自分の存在をアピールしてきた。

「ふあっ……莉玖……」

唇を甘く食まれ、胸の尖りを指で弾かれ、秘裂をなぞられ、私は甘い声を上げる。

秘裂を弄る指が、その入口を掻き回す様に動くと、粘度の高い水音が奏でられた。

「りるは、こうされながらここを弄られるの……好き？」

そう言うと莉玖は、秘裂を掻き回しながら、親指の腹で敏感な芽を捏ね始めた。

「やぁん!!」

「ここも……ぬるぬる……やらしい……」

「言わない……で……」

「ふふっ。りる……可愛い」

そう言う莉玖の声音は、優しく私の耳を侵し、思考を融かして行く。

私は莉玖の唇が欲しくて、後ろ手で彼の首に腕を回すと、彼の頭を引き寄せ口付ける。そしてもう片方の手を莉玖の欲棒へと添えると、それを上下に擦った。

「ん……はぁ……」

莉玖が熱い溜息を吐きながら身を震わせる。それが嬉しくて、私は何度も彼の熱を擦り上げた。