(仮)執事物語
第6章 聖夜に誓いのくちづけを〔高月+葛城〕
「こんなに沢山愛しているのに……ゆきお嬢様は、まだ他の男を欲しがるのですか? これはお仕置きが必要ですね?」
そう言うと高月は身を起こし、ベッドから降りて衣裳部屋へと消えた。ゆきはこれから何をされるのだろうかと、胸を高鳴らせる。
高月は紐とアイマスクを手に持って戻って来ると、ゆきの両腕を縛り上げ、目隠しのアイマスクを被せた。
「これで、目が見えなくなりましたね。その見えない目で、貴女は誰を思い浮かべるのでしょうか?」
高月はそう言って、彼女を四つ這いにさせると、彼女の尻の前に座った。そして、尻の肉を両手で左右に押し広げる。
「ふふっ。もうこんなに厭らしく濡らして……。誰を想像してこんなに濡らしているんでしょうねぇ?」
彼はゆきの秘部を指先で割れ目に沿って何度も撫で上げる。既に潤っているそこは、淫らな水音を立てて、高月の指先を濡らした。
「んぁっ!そんなの……貴方に決まっているでしょう?」
腰をくねらせながら、ゆきがそう答える。
「"貴方"ではなく、名前を仰って頂けますか? "ゆきお嬢様"?」
「はぁ……ん……。高月よ……。高月以外に誰が居ると言うの?」
「ほぉ? そうですか? では、あの痕は誰が付けたものでしょうか?」
そう言って妻をいたぶりながら、高月は指先で割れ目の入口を掻き回す。
「厭らしい音ですね? こんなに濡らして……。ああ、もう腿まで垂れていますよ?」
舌先で腿に垂れた蜜を掬いながら、高月がそう言うと、ゆきは腰をもじもじと動かした。
恥ずかしい。けれどもっと虐めて欲しい。そんな気持ちが、ますます蜜を溢れさせる。