(仮)執事物語
第6章 聖夜に誓いのくちづけを〔高月+葛城〕
「ああああんっ!!」
胸への刺激と秘部の玩具の刺激で、ゆきは燻っていた熱を一気に弾けさせた。
ゆきは高月に抱え上げられるとテーブルの上に寝かされ、ドレスをたくし上げられた。高月はそれを全部脱がせる事はせず、両腕に絡ませたままにする。
脱ごうとすれば自分の意思で脱げるであろうが、攻められる事が好きなゆきは、手の自由を奪われたままと言う事に興奮するだろう。
「今日からは二人で沢山イカせてさしあげますからね」
そう言うと彼等は彼女に覆い被さった。
高月の欲棒がゆきを貫き揺すぶれば、葛城の舌が彼女の胸の尖りを転がし、指先で肉芽を捏ね回す。
高月が達すれば、今度は葛城がゆきの中を掻き回す。そうして日付が変わるまで、三人は快楽のディナーを楽しんだ。
「おっと!私は大旦那様への報告がございます」
葛城は時間を確認すると、高月とゆきにそう告げた。
「後でお部屋に伺います。それまでお二人でお楽しみ下さっていて結構ですよ?」
そう言うと葛城は、ダイニングの片づけを始めた。欲に溺れる事なく、自分の仕事をこなす葛城を高月は改めて尊敬の熱い眼差しで見る。ゆきはそれがなんだか面白くなかった。
「高月!貴方の妻は私なんですからね!!」
そう言ってゆきが頬を膨らませると高月は微笑んで、『分かっておりますよ』と言って彼女の頬に口付ける。
高月に抱き上げられ、部屋に戻ると二人は汗をシャワーで流し、葛城が来るのを待った。