(仮)執事物語
第8章 カウントダウンは甘く蕩けて〔葛城〕
彼の熱が、私の解けた花弁に押し当てられると、私はそれに下半身を擦り付けるようにして、それを求めている事を伝える。
葛城は両手で私の腰をしっかりと捉えると、狙いを定めて私の中に彼の楔を深く突き刺した。
「ああっ!!」
私は溜息にも似た喜びの声を上げる。身体の奥まで届く、彼の欲棒の熱さに私のそこから全身にその熱が伝わって行く。
「雛美様……今年を貴女とこうやって終える事が出来て、とても幸せです」
葛城はそう言いながら、私の額に貼り付いた前髪を払い、そこに唇を落とした。
「私も……私も葛城と一緒に居られて……とても幸せっ!」
私がそう言って彼にしがみ付くと、彼はギュッと私を抱き締めてくれる。
「来年も……この先も……ずっと……ずっと貴女と……こうして幸せな時を過ごしていきたい……」
彼の言葉が嬉しくて、私の心と身体がキュッと切なく疼く。私の蜜壷が彼を締め上げると、私の中で彼がビクンと震えた。
「はぁ……雛美お嬢様……っ!」
葛城は深い溜息を一つ吐くと、私をしっかりと抱き締め、突き上げ始める。彼の形が分かる程に、彼を締め上げている私の中が擦られ齎される快楽に、私の腰も自然と動いてしまった
「ああっ!! 葛城っ!! 気持ち……いいっ!!」
「私も……雛美様の中が熱くて……融けてしまいそうですっ!!」