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妖怪たぬき

第8章 卑劣な警察

まずは後ろにピタリとついて、やがては並走して幅寄せ。追い抜くと左にウインカー。

フラフラしたとかパトカーを見て逃げたとかいちゃもんをつけてオイコラをする材料を作ろうとしているのだろう。

そうはいかない。フラつくこともなく瞳そらさずに真っ直ぐ走行してやる。

パトカーが危険運転とは呆れる。
やはり一生攻撃材料にしてやる。

年度末にノルマ足りないらしい鉄道警察もひどかった。ホームの売店でビール買ってカネを払おうとポケットに手を入れたら警棒をかまえて近づいてきた。

財布を出してカネを払ったら舌打ちしてベンチを蹴って去っていった。ベンチ蹴ったな、器物損壊罪だ。

何か凶器でも出して強盗でもすると思ったのかな。

ふつうに買い物してる状況でそんな妄想にかられるとは頭おかしい。
ノルマに支配されると頭おかしくなるんだな。

特に年末や年度末とかの節目に多いが、本当に卑劣極まりない。

正義なんてなくして、心もなくして、ノルマと点数がヤツらのすべてなのだろう。

それにしても、どうしてこんなに卑劣な警察に遭遇するかな。

妖怪エゲツナ~イとかオイコ~ラとかギラスとかギラギラスに目をつけられてるのかな。

みんなも気をつけてね。
本当にえげつないし卑劣極まりないから。

自転車でパトカーにいじめられても負けないボクみたいに、どんなに卑劣でも絶対に屈しちゃダメだよ

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