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あなたの色に染められて

第13章 Bath time


カチャ

お風呂のドアが開くと湯煙が一斉に揺らめいた。

『どっち向いて入ってんだよ。』

さすがに一緒のタイミングで入るのは 恥ずかしくて なんとか先に入らせてもらった私は 扉に背を向け小さく踞っていた。

京介さんが洗い終わり湯船に足を浸けると

『いい加減に観念しろよ。』

『…キャッ。』

脇の下に手を入れられるとゆっくりと引き寄せると

『まだ恥ずかしいの?』

『…。』

肩先にキスを落として私の体を包み込んだ。

『ほら 隠さないで。』

胸の前で交差させていた腕をそっと剥がして 指を絡めると

『真っ白な肌だな。』

彼の胸に私の背中を凭れかけさせた。

恥ずかしいんだけどとても居心地がいい気分。

それは京介さんと肌も心も重ねているから。

『ちゃんといい子にしてた?』

『…はぃ…んぅ。…』

首筋にキスを何度も落としながら片方の繋がれてる手がほどかれ 脇腹をなぞるように這い上がっていく

『柔けぇな。』

囁きながら耳朶にツーッと舌を這わせて 手は形のいい胸を掬い上げてピンク色の粒を指先でコリコリと摘まみあげる。

『……ハァ……んんっ。』

『ほら 久しぶりに会ったんだから可愛い声聞かせてよ。』

太ももをそっと撫で上げ 一番弱い中心を指に指を這わす。

『…イヤァ。……ハァ』

『イヤじゃないでしょ?ほら見てみ 気持ちイイってこんなにヌルヌルしてる。』

蜜を纏わせた指先を目の前でキラキラと輝かせると

『もうちょっとよくさせてあげようかな。ほらここ?それともこっち?』

『…うはっ…。』

指で敏感な蕾を探しあて 小刻み擦りながら 密壺に指を滑り込ませると

『…ハァ……ンハァ……京介さ…』

私は嫌がる素振りを見せながらも彼の指をのみ込んでしまう。

『久しぶりに連れてってやろうか?』

その言葉を合図に 指はお湯を跳ね上げながらナカをかき混ぜ後ろから攻め続ける。

『……んんっ…京介さん。』

その指使いは私のすべてを知ってらから こんな狭い浴槽のなかでも私を溺れさせる

『ほらイってこい。』

耳元で囁く声は私を淫らにする最後のスパイス。

『…ハァ…ダメ……。』

愛しい人の唇を求めて振り替えれば満足そうに笑って私の気持ちに堪えてくれる。

『逢いたかったよ。』

思いが重なれば後は大きな波に身を任せるだけだった。

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