
あなたの色に染められて
第13章 Bath time
『大丈夫かぁ?』
ケラケラ笑いながら 髪を優しく撫でる。いじわるな彼。
『……もう。笑い事じゃないですよ。もう 一緒に入りませんから。』
『悪かった って。ちょっとイジメすぎたな。』
冷えたミネラルウォーターのボトルを頬やおでこにあてながら 京介さんに膝枕してもらってる私。
色々な意味でのぼせてしまった私は なんとか体を拭いてパジャマを着てソファーにダイブした。
『少し落ち着いたら そろそろ寝ようか。明日もそこまでゆっくり寝てられねぇし。』
私に優しく微笑み 髪を撫で続けてくれる。
『…ねぇ。…京介さん。
…あと5分でいいから このままじゃダメ? 』
『どうした?まだキツいか?』
『ううん。
…あのね。京介さんのその手が気持ちいいの。ダメ?』
『フフッ。いいよ。じゃあ。髪の毛乾かしてやろうか?』
京介さんはドライヤーを持ってきて 私を床に座らせて ソファーの上から髪の毛を乾かし始める。
目を瞑り 心地よさに身を預ける
ホントに私は彼の大きな手が大好きで……
手を繋いで安心させてくれたり
そっと髪を撫でてくれたり
引き寄せて包み込んでくれたり
たくさんたくさん もらってる。
『はい。終わり。』
『ありがとうございます。』
『じゃあ 歯磨きしますか?』
『あっ!ちょっと待って!』
私はお泊まりセットの中から歯ブラシを2本取り出して
『青いのが京介さんので ピンクが私の。買っちゃった。置いといてもいいですか?』
『いいよ。』
二人で並んで歯磨きして ベッドに入り腕枕をしてもらって彼の胸に包まれておやすみのキスを落として目を瞑る。
んんっ?
パジャマの裾から京介さんの手がするりと入り胸を掬い上げる
『お前さぁ。ブラしてねーの?』
『……はい。寝るので…』
『はぁ。俺がせっかく大人になって我慢したのに』
『キャッ!』
京介さんは私の上に跨がり 片手で私の両手首を頭上に縫い付け
『やっぱ 寝かせねぇ』
甘いキスを落とした
