あなたの色に染められて
第16章 クリスマスイヴイヴ
『……んんっ…アッ…ハァ。』
両手で自分の膝を抑えるように言われた私は何とか唇を噛んで声を抑える。
それなのに彼の器用な指は私の蜜を拭いとると 全体に馴染ませるように滑らせていく。
『ここだろ?』
片方の指で敏感になった蕾を開かせて蜜をゆっくりと塗り込めば
『脚 しっかり持てって。』
背中が弓のようにしなり開かされた脚が自然と閉じていく。
『…お願い…こんな格好…恥ずかしい…』
振り返って頼んでもその言葉ごと奪われて
『……アンッ……アンッ。』
『イキたいんでしょ。ビクビクしてんじゃん。』
さらに指で開いて蕾を露にされ愛撫されれば 彼の言うとおり体が跳ね上がり
『アンッ……イャっ…!』
体の力を奪われ白い頂をみることになる。
息も絶え絶えな私に耳に頬にと唇を這わし
『まぁだ。脚ちゃんと持って。』
声は優しいのに紡がれる言葉は意地悪な今日の彼
『2本一気に入るかなぁ。』
宣言通り 蜜の溢れる場所にプツリと指を2本差し込むと
『…アッ…京介さ… ハァ』
『そんな顔して…キモチイイって言ってみ?』
今日は意地悪モードだ
『言えたら璃子にいいこと教えてあげるから。』
後ろから耳元で囁く彼はさらに私の弱い場所に指を擦り付け攻めあげる。
『…うん……アァ……ハァ。』
乱れた吐息と不規則な水音が静かな部屋に響くと
『早く言わないと知らねぇよ?』
耳朶を啄むように食し
『…キモチ……イ…』
『良くできました。それでは 教えてあげましょうか。』
攻めあげるスピードを落として
『前見てみ。』
えっ?
『テレビに璃子のエロいとこ写ってる。』
えっ?ウソ。
DVDはいつのまにか終わり真っ黒な画面。
そこに微かに映るのは足をM字に開いて京介さんに後ろから攻められている恥体をさらけ出す私…
『……ヤァっ……お願い!』
彼は私が認識したのを確認すると 蕾を摘まみながらナカに入った指をさらに動かして
『すげぇ エロい。』
『んんっ。……イャ …イヤ』
私 あんなに顔してるの?
チラリと見た画面に映る私は いつも鏡で見る私じゃない。
『……イ…クっ……ハァ…イャァ…』
『ホント エロくなってきたな。』
彼の腕のなかで快楽に溺れて乱れ狂う私だった。