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『…んんっ…』

吐息も漏らせないほど舌を絡められ 京介さんが私の奥深くを攻め上げる。

首に腕を回して体を跳ね上げて 彼の腰と舌使いに酔いしれる。

汗ばみ始めた二人の体はお互いを感じ求めあい 快楽に溺れていく

…気持ちイイ…

心と体が満たされるそんなはじめての感覚。

『…もう…ダメ…おかしくなっちゃう…』

京介さんの耳に唇を寄せて 吐息混じりに伝えれば

『乱れて』

私の耳朶をパクリと食み 吐息をかけ 脚を少し開かすとさらに彼の欲望を奥に突き刺さす。

『……んっ…アンッ…ハァ…』

京介さんの頬を両手で包み瞳を見つめて

『…キ…ス…キスして…』

京介さんはクスッと笑うと片手を腰から外し後頭部に回して蕩けるような口づけを落とした。




俺まで持っていかれそうなほどキツく締め上げて果てていく。

力なく離れたその唇は璃子の吐息と唾液で糸をひき

俺の肩に寄りかかるように凭れて息を整える璃子の背中をトントンと優しく撫でた。

『大丈夫？』

『…大丈夫じゃ…ないです…』

そのままゆっくりとシーツ倒し キスを落とすと璃子は恥じらうように目を逸らせ指を絡めて

『…わがまま…言ってもいいですか？』

頬を紅く染めて言い出す璃子が愛らしくて 頬に瞼に唇に音を立てるように至る箇所に唇を落とす

『いいよ…大歓迎。』

『…あのね。』

『…ん？』

『…次は…一緒がいいの…』

『…一緒？』

『…うん…連れてって…』

そういやぁ こいつは俺を煽る天才だったんだ。

膝裏を抱えて覆い被さり

『当たり前だろ…バーカ。』

『……キャッ…アッ…』

俺は一気に攻め立てた。

璃子は俺の瞳を覗いたまま背中に腕を回して 吐息を漏らす。

『…京介さ…』

『…愛してるよ。』

何度伝えても足りない言葉。少しでも想いを伝えたくて言葉と一緒にキスを贈る。

だっておまえもうすぐ果てるだろ。

腰を打ち付け 柔らかい胸のかわいい粒を指先で転がせば

『……んんっ…ヤァ…アッ……』

『……クッ…うっ…』


俺たちは一緒にその時を迎えた。

『…愛してるよ…璃子…』

目を瞑り 違う世界を彷徨う璃子にキスと一緒に伝えても

『…プッ…わかんねぇか…』

強く抱きしめてもう一度 璃子の耳元で

『…すげぇ…すっげぇ……愛してる…』

伝えずにはいられなかった。