あなたの色に染められて
第33章 幸せのカタチ
『いい眺め。』
女性らしい丸みを帯びた腰に 形のよい膨よかな胸。
下から眺めてるだけでもかなり満足なこの光景。
『もっと腰落とさねぇとお前の好きなとこに届かねぇぞ…。こうやって…。』
『…イヤっ…アァッ…ハァっ…。』
下から突き上げれば背を弓のように反らせて天を仰ぐ。
『…すげぇエロい。』
『…イヤっ…んっ…。』
下唇を噛みしめて首を振りながら 俺の動きに合わせて腰を振る璃子。
『…もう…動けないよ…。』
手を伸ばして俺にすがるコイツはもう頂が見えているようで
『…抱っこして…。』
『甘ったれ…。』
上半身を起き上がらせると 璃子は俺の首に腕を廻して
『…キスして…。』
俺のでイクときは必ず唇を欲しがる可愛い女。
吸い寄せられるように唇を重ねれば あとは奥を目掛けて打ちつけるだけ
『…ハァ…んんっぅ…。』
***
『おまえイクの早いんだよ。』
唇を重ねながら繋がれた状態でゆっくりとベッドに寝かせた。
必死で酸素を求める私とは対照的に京介さんは息ひとつ乱れていなくて
『次はさ 俺がイクまで我慢してみろよ。』
『…ハァ…無理だよ。』
こんな無理難題を私に言ってくる。
だって 今日はずっと攻められ続けて 触れられるところ全部が気持ちよくて。
『少しは頑張れよ。』
『…あっぅ…。』
声だって我慢できないほど 私は京介さんに染められてて
『…いこうぜ。二人でいいとこに。』
『…うん…ハァっ…京介…。』
『…すげぇいいとこに連れてってやるから。一人でイクなよ。』
打ち付けられる腰はどの角度も私のいい場所を知り尽くしていて
『…京介…ダメ…イっちゃう…。』
『我慢しろ。』
『…早く…キスして…あうっ…。』
あっという間に高みにつれていかれてしまう。
『…仕方ねぇなぁ…じゃ 連れてってやるか。』
『…んぅ。…アァッ…アーッ…。』
大好きな京介さんに連れてってもらった場所はいつもより甘い真っ白な世界だった。
***
俺の胸の中でいつものように口を開けて寝むるコイツに本当は今すぐにでもプロポーズしたかった。
でも人一倍気を使う璃子にはそれは反って負担になるような気がしてこういう形にした俺。
でも今ならいいよな。もうおまえ夢の中だし
『…早く俺の嫁さんになれ…』
願いを込めてキスを落とした。