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あなたの色に染められて

第34章 キミを想う


ベッドに寝かせると緊張からか体を強張らせ震えていることに気がついた。

怖いかと尋ねれば素直にうんと首を振るのは俺を信頼してるからなのか?

璃子を落ち着かせようと髪を撫でると 不思議だな…今度は俺の手が震えだして

これから本当に俺のモノになってくれるんだって この小さな体で俺を受け止めてくれるんだって…そう思うと愛しくて堪らなくて

そっと抱き寄せて俺の思いを込めてキスをした。

璃子は俺の手を握りしめてそのキスに応えてくれる。それが堪らなく可愛くて唇を離すことができなかった。

璃子の舌が俺の舌に応え始めると俺はパジャマのボタンに手をかけて 白い素肌を露にした。

真っ白な下着は純真無垢な璃子そのままで

ホックに手をかけ解放させてやれば 形のよい大きな胸に俺の心臓はドクンと跳ねて

パジャマと一緒にブラジャーも外せば 璃子はすかさず腕で被い頬を染める。

どんな言葉がこいつに似合うのか…

暗闇のなかに真っ白な素肌と桜色の小さな果実。

…綺麗…。

そんな言葉が俺の口から自然と溢れるほど 俺はハマっていた。

柔らかな膨らみを掬いあげ 可愛い果実をつまみ その感触を確かめるようにキスを落とす。

体を捩らせてそれはそれは可愛らしい声で鳴いて

躊躇う足を開かせれば今度は息を飲むほどの鮮やかなピンク色の可憐な花弁が俺を誘う。

そっと指を這わすと弓のように背を撓らせ

花弁を掻き分ければまだ誰の目にも触れたことのない蕾が顔を覗かせて

堪らずキスを落とせば可愛い声を漏らし

泉に指を沈めて慣らしていけば はじめての感覚に戸惑いながらも俺の手をギュッと握って白い世界へ

そして 時間をかけて痛みに耐えながら俺を迎え入れてくれた璃子。

好きな女のナカがこんなにもあたたかいなんて 散々女を抱いてきた俺が初めて感じた幸福感。

まだ痛みがあるはずなのに俺の気持ちを優先してくれて

応えるように抱きしめて 唇を重ねて

何度も何度もぬくもりを確かめて 俺は璃子のナカで果てた。

思えばこんなにキスをしたことも こんなに大事に抱いたことも今までなかったかもしれない。

本当だったよ…人生観変わったわ…。

今でもあいつを抱くたびに俺は幸せな気持ちに包まれる。

なぁ璃子…。

俺はおまえをもっと好きになる。

…愛してる…

そう…愛してるんだ…誰よりも…。

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