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あなたの色に染められて

第35章 幸せのタネ


…フッ…。

口を開けて眠るこいつの顔を拝めるのは一緒に朝を迎えられる時だけの限定もの。

指先で唇を挟んで閉じさせても3秒もしないうちにまたパカッっと開く。

…ウケる…。

俺の一番の玩具。

昨夜の直也からの電話のあと神聖な気持ちになってしまった璃子は俺の腕に抱かれながら夢の中に落ちていった。

結局お預けを食らったオレ。

…まぁこれからはいつでも抱けるか…。

なんて余裕かまして 白くて華奢な肩を抱いてもう一度夢の中に旅立とうと目を閉じると

『…京介…大好き…。』

寝言を言いながら俺の胸にピタッと寄り添って頬を擦り付けるコイツは小悪魔ちゃん。

時計の針はまだ7時を過ぎた頃。もう一眠りできる時間なのにこの一言で俺の体は着火完了。

布団に潜り込んでショーツ一枚の璃子の胸に唇を落とし昨夜の続きを始めた。

ピンク色の小さな粒はまだお目覚めじゃない様子。

『…んぅ…』

璃子は寝ぼけ眼で布団の中を覗いて頬を染めて

『…ちょっと…待って…。』

『待たねぇ。』

体を捩って逃げようとするけど 両手は俺に捕まれて腰に乗っかられちゃ 俺の舌に酔いしれるしかない。

昨日お預けを喰らった分 いつも以上に丁寧にピンク色の粒を可愛がり

『…ハァ…京介。』

璃子が背を浮かせればコイツも同意したってこと。

掴んだ手首を離して 柔らかな胸を掬い上げ 形を変えながら 粒を吸い上げて目覚めさせる。

『おまえさ…右と左どっちが好き?』

俺は知ってるけど あえて聴いてみたりして。

『…ヤァ。』

『…左だろ?…ほら こうすると…』

『…あんッ…。』

吸い上げて軽く歯を立てれば 背を反らしながら可愛い声で鳴いて

『大正解。』

『…意地悪。』

潤んだ瞳で俺を睨み唇を尖らせても

『…可愛いすぎだっつうの。』

抱きしめて深いキスを落とすだけ。

『次はどこを舐めて欲しい?』

露骨に聞いてみれば いくらカーテンを引いてるとはいえ もう太陽が登ってる時間。璃子の頬が真っ赤に染まっていくのがよくわかる。

『俺は知ってるけど。』

それはこの淡いイエローのショーツの中の花弁の奥。

『…ここ。お前の弱いとこ。』

『…アンッ……ヤァ…。』

ショーツを下ろして脚の間に滑り込み そのぷっくりとした蕾に軽くキスして

…朝からたっぷりと鳴いてもらいましょうか…。

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