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虹色の精霊に導かれて…

第7章 ハワイの夜 1泊目 ①

相葉視点


「Room service, please」

(よし!こんな感じかな?後は、何を食べたいか、カズと決めて…)


カチャ
 バスルームの方からドアが開く音がした。


(あ!出た!)
 バスルーム向かって迎えに行く。


(なに?食べる?

 結構練習したから…大丈夫たと思うよ!!)


 バスルームから出てきたカズは、物凄く楽な服装スパッツ?にロングTシャツ…かわいらしい格好をしていた。


「かわいい♪」
 素直な気持ちが言葉になった。


N「はー!!」
 カズがものすごい怖い顔して睨んだ。


(あ!! 心の声とリアルの声が…)


「いや!ロンTがかわいいって事!!」
 あわてて、訂正すると、カズが‘ふん’っと口を尖がらして、ソッポを向く。

(ああ。機嫌損ねた!!
“かわいい”は禁句だったのに!!俺のバカ!!!!)


「ね、ね。それより、料理何にする?」

(機嫌直さないと、後で、松潤や翔ちゃんに怒られる!!)



N「浜地にもう、頼みました。そして、もう来たそうです。
  まーの部屋行きますよ」

 部屋の冷蔵庫から水を取り出して飲みながら言うカズ。


「え!いつのまに?」


N「下手な英語の練習中に(笑)」
 カズがニノちゃん笑顔で言った。


「えぇぇ聞いてたの?恥ずかしい!!」

(ホントに恥ずかしい…見られてないと思ってたのに…穴に入りたい。隠れたい気分)


N「さ、行きますよ(笑)」
 カズが優しく手を取ってくれた。


「うん」
 たぶん、真っ赤な顔の俺は、下を向いてついて行く。

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