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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

二宮視点

S「ちょっと、見てくる!」
 ソファーから勢いよく立ち上がり物凄い勢いで部屋から出ていく翔さん。

M「行ったね…」
A「すごい勢いだったね…」

 二人も口を開けて見送っている。

「これでいいね…」


(ちょっと、わざとらしい位にしないと、鈍感な人達は動かない…)


M「じゃ、食事をテーブルに並べようかな」
 潤くんがベッドから離れていく。

A「早くない?」
 マー君も立ち上がって潤くんと一緒にキッチンに入って行く。


(やれやれ…これで、やっとのゆっくりできる…)

持ってきた、クッションを積み直して、ベッドの上に座る。


M「何もなかったら、直ぐ来るよ!」

A「そうだね。翔ちゃんって晩御飯命だもんね。」

 キッチンの方でガチャガチャという音がしている。


M「今日は飲みたい♪の方かもよ」

A「確かに♪リハ中も色々口に入れてたもんね。」

 キッチンで楽しそうな声が聞こえる。

(一人…つまんないなぁ…ゲーム持ってきたらよかったかな?)


 ベッドの上でゴロゴロしている俺。


≪理解者≫


{なに 用か?}


≪…二人は?≫


{サトシ と ショウ の事か?}



ブー
 来客のブザーがなる。


A「はいはい!」
 マー君が扉の方に行く声が聞こえる。


「もう来たの?」
 ベッドから、上半身だけ起きあげる。


{ルームサービスだ}

≪なんだ…じゃ、まだ二人は部屋?≫

{二人は、サトシの部屋で会話中だ 問題はない}


 笑顔の智さんと翔さんを思い出す。


(あの二人は…

 会話をしないといけないんだ…

 ちゃんと目を見て、
 言葉にして、
 心を寄り添っててくれないと、
 また…二人とも間違った道を選ぶよ…

 今度は…ちゃんと周り見てるから…

 大好きなら…

 そう…名前を呼んで…)




A「ニノちゃん♡」

 
 蚊帳に入らず、天井を見ていた俺の顔の前にいきなり、笑顔の相葉雅紀が現れた。

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