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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

大野視点

A「どうぞ!」
 相葉ちゃんの声が聞こえた。

 ゆっくり扉が開くと、三人がニコニコしながら立っていた。


A「リーダー待ったよ♪」
 相葉ちゃんが両手を広げて迎えてくれた。


(なんか照れる…)

 相葉ちゃんの輝きに目がくらむ。


「ああぁ…おまたせ」
 頭を少しかきながら、相葉ちゃんの部屋に入る。


M「翔さんの頼んだルームサービスも来たよ♪」
 松潤のふぁふあぁ尻尾がMAXで振っている。


(松潤が完全に犬化してる…かわいい…)


S「ビール飲みたい♪」
 その松潤の横で、少年のような笑顔の翔くんがいる。


(翔くんも普通だね…もう、おいらも普通に戻っても平気かな?)

A「飲もう♪」
 ニコニコの相葉ちゃんが、松潤の指さしているワゴンに走って行く。


(テンション高ねぇ。ふふ)


A「すごいね。ちゃんと冷えた状態をキープしてる」
 ワゴンの下の段にあった氷入りのバケツから、濡れたままのビールを頬に当てている相葉ちゃん。
 
S「知らないラベルがある!よかった。いろいろ試してみたかったんだ!」
 テーブルの上に違うラベルの瓶を一本ずつ置く笑顔の翔くん。


(この二人は…本当に…仲がいいよな)


N「席はどうします?」

 ニノの声がした。

 振り向くと、腕を組んでいるニノが見えた。


M「ここがリーダーで。そこがニノ。あとはどこでも良いよ」

 松潤が席を指定していく。


(ここでまで、二人で立ち位置考えてる…)

 二人に近づくと、ちょっとしたフルコース全部乗せ状態のテーブルが見える。

(この時間から…コースの量は無理だよ…)

「おれ…飯入らない…」

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