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相葉視点

Ｍ「五人だけの前々夜祭をはじめよう！」


（飲もう！）

　５種類のビールの栓をドンドン開けていく。

（翔ちゃんが頼んでくれた、地ビール！どれもいい匂いがする）

「地ビールっていい匂いだね♪」
　瓶の口に鼻が当たるくらいくっつけて、匂いをクンクン嗅ぐ。


Ｎ「色も匂いも違うね」
　瓶からグラスに注ぎながら、キラキラした目で見ているカズ。


「飲み比べしようよ！！」

Ｎ「いいね！」


Ｓ「その前に、ちゃんとしないと！ね？」

　仕切り屋の翔ちゃんが、ニコッと笑ってリーダーの方に向く。


「あ！
（会の挨拶ね？了解です！！）うん！！」


　急いで、瓶ビールをグラスについでいく。

（乾杯の後で、みんなで回し飲みしたらいいよね！）


全部違う地ビールをグラスに注ぎ、メンバーの前に配る。


Ｓ「では、挨拶を！」

　翔ちゃんが大ちゃんにグラスを渡す。


　大ちゃんは、さっきまで、ニコニコしていたのに、下を向いて考えている。


Ｏ「うーん…その前に」
　翔ちゃんが渡したグラスを一度テーブルに置く。

（大ちゃん？どうしたの？）


Ｏ「謝る事がある。まず、ニノ…」
　大ちゃんがカズの方を見るために顔を上げる。


Ｎ「私に？…」
　首を傾げているカズ。


Ｏ「うん。昨日はごめんね。
　　なんかさ…翔ちゃん居るのに、いない感じがして…」
　ちょっと下を向きながら、ボソボソ言っている。


（昨日…夜の事…？）

　胸がズキっとした。



Ｎ「ここに居るよ。みんな居る…ね…」


Ｏ「うん。」

Ｎ「それで、いいんです。私は、大丈夫ですよ」
　ニノが優しい口調で話している。