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櫻井視点

あ、あの…俺だけ、取り残されてます

　智くんの突然の告白。

　その告白を受け取る雅紀。


雅紀一番の和也が、潤と一緒に祝福モード？


Ｍ「よし！謝罪は終わり！宴をはじめよう！！」


四人の行動が、俺には、わかりません


Ｍ「リーダー！挨拶♪」

Ｏ「あ、うん！」
　智くんがビールの入ったグラスを持つ。



ねー智くん…雅紀がいいの？


Ｏ「事前撮影と初日リハお疲れ様！明日からも頑張ろう♪」
　智くんがパッと笑顔になる。


（俺とも…いままで通り一緒にいてね…）


「「「「「かんぱーい」」」」」


　グラスを高く上げ、軽く当て合いしてから、ビールを口にする。


（味なんか…ない…）


Ａ「あーーうまい！ね♪翔ちゃん！」
　雅紀が嬉しそうな顔を俺に向ける。


（あ゛なんだよ。喧嘩売る気か！）


Ｍ「地ビールって言うからどんなのかなって思ったけど…イケル」

Ｏ「そうだねぇジュースみたい」



Ｎ「俺はいつものがいいかなぁ…」

Ｏ「そう？いいんじゃない？せっかくのハワイなんだし」


Ａ「大ちゃんのも飲んでみたい！」

Ｏ「いいよ！！」

（ラブラブですか！）

　グラスに入っているビールを一気に飲み干す。


Ａ「飲み比べするんだから、全部飲んだらダメだよ！」

　ふくれ顔で俺に近づく雅紀。


（あ゛俺のビール飲んで何が悪い！）


Ｏ「飲み比べかぁ。ね。翔くんの飲んだの美味しかった？」
　智くんがニコッと笑って話しかけてきた。

「え？あ、うん。（たぶん）ビールでしたよ」

Ｏ「次はそのビールにするよ」

（俺のビール飲むの？
　あ！俺のバカ！空じゃん…）

「…ま、雅紀？俺が飲んだのどれ？」
（す、すぐにつぎます！）
　栓の空いた瓶を指さしている。


Ａ「翔ちゃんのは…」
　雅紀が立ち上がってビールを取って来る。

「ニノ…のことは…もう…」

Ａ「カズのは……」

（俺は今、何を言いそうになったんだ？）

　何か口にしていないと、支離滅裂な事を言い出しそうで、目の前の料理を手当たり次第口に頬りこむ。