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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

相葉視点

 翔ちゃんがビールをゴクゴク飲み干す。

O「喉乾いているの?」

S「物凄く、喉も乾いてます。ビールお代わりください」
 グラスを大ちゃんに向ける翔ちゃん。

O「よしきた♪」
 大ちゃんは目の前にあった栓の空いたビールを翔ちゃんの少しビールが残ったグラスについでいく。

(あーー混ぜちゃだめだよ!!)
「だから!飲み比べ!!」
 大ちゃんの腕を掴む。

 翔ちゃんが口を尖がらしてこっちを見ている。

(もう!今日はゆっくり、みんなでお酒飲むんだから!ピッチ上げないで!!)

 翔ちゃんをじっと見る俺。


O「今は五人だけだから、何言ってもいいよ!
  大丈夫。兄ちゃんが聞いてあげる!」

 少しふざけた顔で胸を張る大ちゃん。

“くく”っと肩で笑っている翔ちゃん。

(よかった。二人とも笑っている!!)


N「じゃぁ!言わせてもらいましょうか?」
 急にニノが立ち上がった。

(え?なんで、今後はカズが怒ってるの?)


S「えっと。俺に用事?」
 キョトンとした顔をの翔ちゃんがゆっくり椅子に座る。


N「ええ。
  翔さんにお伝えしなければ、いけない話があります」


(カズがものすごい敬語の時は、要注意なんだよ)


 俺はゆっくり椅子に座る。


N「先ほど、謝罪がありましたので、
  穏便に処理しようと思いましたが、
  自分を『兄』と申されたので、
  長兄としてあるまじき行動をやらかした事を次兄に伝えます」

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