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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

相葉視点

(カズ…泣いていたんだ…俺もっと強くならなきゃ…)

M「なー雅紀…」
 キッチンでグラスを出していると、潤くんが話しかけてきた。

「ん?なに?」

M「ニノはさ、今日一日ずっと、お前を見てたよ…」

「え?」

M「だから、なんかあったのかなって…
  お前がシャワーに入っている時に、聞き出したんだ。

  色恋沙汰なら、お前が傍に居たら、絶対話さないと思ったから…」

「いろこい?」

M「はは…
  そしたらさ、思った以上にヘビーな話だったからさ

  びっくりしたよ」

(さっきの二人でそんな会話してたのか…)



二宮視点

S「なー。なんで、俺や潤にまで情報 曲げたんだ?」

「潤くんにはコンサートの事だけを考えててほしかったし、
 翔さんに『まんま』伝えたら、絶対迎えに行くでしょ?」

S「行くねぇ」
 皿にあった巻き寿司を口に運ぶ翔さん。

O「翔くん…迎えに来てくれたの?」
 智さんが嬉しそうに翔さんを見つめている。


S「いきますよ!」
 翔さんはゴクンと口にあった物を飲み込んで力強く答えてニコッと笑う。

O「そーなんだ♡今度、迎えに来てよ」

S「電話ください!すぐ行きます」

O「わかった!」

「はいはい。」
(二人の世界に入らないでください)

「飛行機の時間もそんなにないし…
 翔さんには、翔さんの仕事があったし…」

(大野さんも分かっているんだけど…

 あの時はそれ以上だったんだよ…)


S「智くん、ごめんね…どうしても…外せなくて…」


O「翔くんは悪くないよ…
  だって、翔くんが『必要だ』と思う事をしていたんでしょ?」


S「う、うん…勿論…五人の夢…五人の望みを繋いでいくため……」


(分け合えばいいのに…一人で背負うから…)

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