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虹色の精霊に導かれて…

第9章 ハイビスカスの嵐

紫のハイビスカス


僕は…『約束』した、この木の下から動けなくなった。

動きたくなかった。
いつかきっと迎えに来てくれると信じていた。


一人が寂しくて、寂しくて、泣いていた。


泣いて、泣いて、もう…ダメだと思った時、

自分の輝きを支えてくれる、温かい光に気が付いた。


僕は泣いていて、見ようとしていなかった。


いつも独りだと思っていたのに、本当はいつも、誰かが側にいた。


そうだ…

もどろう…あの約束の場所に…、

ううん。

違うね…

場所はどこでも良いんだ『約束』を果たそう。

相棒の『松本潤』と共に

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