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虹色の精霊に導かれて…

第12章 天然と小悪魔達♪

松本視点

 レンガをしきつめて道をどんどん進む大野さん。

(リーダー…宴の場所知ってるの?)



足元から、緩やかなアーチを描く虹が空に向かって登って行く。

リーダーと雅紀は躊躇(ちゅうちょ)なく、その虹にあがって行く。


(大胆というか、怖い物知らずというか、警戒心なし…)


手を繋いでいるから、俺もそのままその虹の上を歩く。


虹を歩き出してから、着ている服が変化していく。

「タキシードになるの?」
 どんどん変化していく服が不思議で立ち止りそうになる。



N「足を止めないでください!」
 ニノが俺に注意をしてきた。

『なんだよ』とニノに文句を言う顔でむく。


N「ほら、しっかり歩いてください
  この人たち歩くの早いんだから!」

それぞれのスピードが微妙に変わって、足元の虹の橋が揺らぐ。


「あ、ごめん…」
足並みがそろった頃には、俺の服はすっかり、タキシードに変わっていた。



N「『衣替え』完了ですね…」
 ニノが当然の様な顔で歩いている。


(お前も変なトコ堂々としてるよな…

 ま 俺もその一人だけどさ…)


「デザインは違うんだね」
服のデザインの所為にして雅紀の躰にすり寄る。


N「確かに…」
 ニノも“デザイン”に興味津々オーラで雅紀との間を詰める。


(なー…素直になれよ

 無理か…

 とうの相葉くんは空を見上げているもんなぁ…)


N『J オアソビ しよ♡』
 ニノの口が動く。

「?」

N『オアソビ♡』
 ニヤッと笑うニノ。

(おあおい?ああ…お遊びね…)
俺もニヤッと笑った。


N『オアソビ スタート♡』
 ニノの口が動いた

(付き合ってやるよ!)
俺も小さく笑った。

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