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虹色の精霊に導かれて…

第12章 天然と小悪魔達♪

相葉視点

今 俺たちは虹の橋の上。


俺は和と潤の手をしっかり繋いで歩く。
(しあわせだぁ)

歩いているうちに、俺たちの着ていた服が、タキシードになっていた。

(いつの間にか着替えていた…
 聖地だから、何でもありだね♡)


M「デザインは違うんだね」
 潤くんが俺の服を触っている。

N「確かに…」
 カズも興味津々と俺のタキシードを見ている。


 翔ちゃんは二人を見て、ニコッと笑う。


(よかった…翔ちゃんが笑ってる…)


翔ちゃんは和と大ちゃんと繋いでいる。


男五人…いつものように歩いている。


(ハワイに行けるって、
 分かってからの俺は、浮足立って…

“僕”と約束したのに…

 よかった…
 ここに五人でいられて…)

突き抜けるような青い空を見上げる。



M「足をね…」
N「こう?」

M「そうそう!いい感じじゃん♪」


 俺の歩く歩幅に合わす和と潤ちゃん。

話を全然聞いていなかったから、どっちにという感じでもなく、二人に声を掛けた。

「二人とも…なにしるの?」

一瞬目が泳いだカズ。

N「ん?潤くんと
  バージンロードの歩きかた練習してる」
 当然とばかりなシレッとしたニノ顔で俺を見る。

(ふ~ん

 ん?)
ニノ顔での返事だから、そのまま流そうと思ったけど、

「バ、バージンロード!」
ビックリして大声を上げる俺。

(な、なんで!)

手を繋いだままカズに詰めよろうとすると「こうやって歩いたら、結婚式みたいだね♪」って潤ちゃんに惹き寄せられた。


(え…俺?女の子役?)

潤ちゃんを見上げていると「Jがそうなら、俺はこうだな!」って今度は和が俺の腕にすり付く。

(え…男役?どっち?)

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