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虹色の精霊に導かれて…

第12章 天然と小悪魔達♪

二宮視点

M「なーニノ?タキシード着て歩くって…結婚式みたいだね♪」
 潤くんが唐突に話はじめる。


「…そうだね…」

(花だんで、潤くん結婚式したもんね…)


「Jは歩いたっけ?」
ニヤニヤしながら聞く。


「まーね」
 潤くんもニヤニヤしながら答える。


「教えてよ!!」

(仕掛けますか?)

M「いいよ♪ 足をね…」

 潤くんが歩きながら、右足を出して左足を揃え、左足を出して右足を揃える。

M「これの繰り返し♬」
 なれたステップを踏む。


「こう?」
両手 塞がった状態でステップを踏むのは、なんか変でギコチなくなった。


M「そうそう!いい感じじゃん♪」
 潤くんはそれでも、褒めてくれた。


(ちょっとぉ ソレ どっちよ?

 素直にとっていいのか?
 アソビのフリ?

 どっちでもイイけど…その笑顔…こっちが照れますよ)



A「二人とも…なにしるの?」
 不機嫌そうな顔で質問をしてきたマー君。

(あ……)
「ん? 潤くんと…
 バージンロードの歩き…練習してる」

マー君に
『潤くんの笑顔にキュンっとした』なんて、知られたくなくて
シレッと『ダンス練習中』的に答えた。


A「え?バ、バージンロード!」
 驚いた声を上げるマー君。

(おや?そこに引っかかりました?)

M「こうやって歩いたら、結婚式みたいだね♪」
 手を繋いだままの潤くんがマー君を器用に惹き寄せられた。


(え…潤くん?何するの?)


たぶん すごい顔をしていたんだろう

 潤くんが『ドウだ!』とばかりなドヤ顔を見せる。


(あ!オアソビ中だったね!!よぉおし!)


「Jがそうなら、俺はこうだな!」
 手を繋いだままマー君の腕にすがり付く。

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