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相葉視点

Ｎ「結婚か…したいなぁ…」
　カズが、珍しく本音のトーンで言葉を口にする。


「え！（いま？なに言った？）」
　衝撃に耐えられなくて、口が閉まらない。

（か、カズ結婚したいんだ…誰と？今…彼女いたっけ？）


頭の中で、ここ何年間の記憶をたどって行く


Ｎ「おい。お前はしたくないのか？」
　和が俺に詰め寄ってきた。

（え？俺は…）
和に見つめられ、言葉が出てこない。


（怒ったような、泣きそうなような…）
ただ、詰め寄ってきたカズの目を見ていた。


　先に話し始めたのは、

Ｎ「“和子”とバージンロード歩くのイヤなの？」
　拗ねた様な顔の“和子”だった。


「え？（なぜ？和子？）」


Ｍ「マーは俺のワイフになりたくないのか？」
　潤ちゃんが睨むような目で俺の顎を掴まれた。


（その目怖いよぉ…

　わいふって言われた？
　俺？潤ちゃんのお嫁さんになるの？）


「そ！そんな」

（カズのお婿さんで？潤ちゃんのお嫁さん？
　意味が分からなくて、頭の中ぐちゃぐちゃ…）


Ｎ「和子のなの！」
Ｍ「オレんのだ！！」
　俺の前でカズと潤ちゃんが胸を当てながら喧嘩になって行く

「ちょっと！なに」
（なんで、喧嘩になるの！さっきまで、仲良かったのに！！）

必死で二人を引き離そうとする、
でも、二人の手を離す事はできない。


Ｍ「なんだよ♪
　　今ニノと話しているのに♪」
　笑顔の潤ちゃん。

Ｎ「そうですよ♪
　　今ぁ Ｊぃ と今後の五人の話をしているのに♪ 」
　潤ちゃんに向かって胸をぶつけている和も笑顔になっていた。

「だっ誰の？どっちの？」
　二人を交互に見ながら質問する。


Ｎ「もはや、十五年も一緒にいるって事は、そろそろねぇ～」
　俺の腕をスリスリしながら、猫なで声でいうニノ。

Ｍ「そう！男のケジメ！だなぁ」
　キリッとした男前松潤がニノの肩をポンポンと叩く。　

（意味わかんなーい！！）
「ね？誰と？ね！ちょっと話聞いてよ！」
　自分でも分かるくらいイライラした声が出た。