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虹色の精霊に導かれて…

第13章 虹の祝福と宴

相葉視点

「いくらでも飲めるね♡」
グラスの中の飲み物は甘くて美味しい。

N「ピッチ早いと、後辛いよ…」
 チビチビ飲んでいるカズ。


S「挨拶をしたほうがいいよね?」

O「挨拶は必要だね♪」
 翔ちゃんと大ちゃんが話をしている。


(必要な事はしましょう)
「そうしよう♬」


M「自分たちの言葉でね♡」
 ニヤッと笑う潤くん。

(なにするの?)



S「じゃ、コメント考える?」
 翔ちゃんがゴソゴソ手帳を出している

(コメント?ああ…挨拶するのか…)


「そうだね!精霊に向けてだから…」
グラスをテーブルに置いて、椅子に腰かける。

S「精霊様ね!」
 翔ちゃんが持っているペンの先が俺に向く。

「は、はい」

(翔ちゃん!!その目松潤より怖いよ…)


O「翔くぅん。それは、またにして、決めよぉよ」

S「は、はい!」
 翔ちゃんが俺から大ちゃんの方に向く。

 大ちゃんがニコッと笑ってくれた。

(大ちゃん。助けてくれてたの?ありがとう!)

N「そうだね…たぶん ずっと、俺らは人の子なんだ」
 カズが潤くんの肩をポンポンと叩く。


M「そっか!わかった!」
 納得した顔の潤くん。


「そうだね…俺らは…人の子……」
(僕は…人の子なの…)


O「おいらも人の子!ね♪相葉ちゃん♪」
 大ちゃんが俺の肩を抱き寄せる。

O「雅紀…飛びたいんだろ?」
 大ちゃんが俺にだけに聞く。


「う、うん!!」

O「なら、堂々としろよ。な♪」
 大ちゃんが笑う。

「そうだね♪大ちゃん♪」
(理解者がいるとうれしい!!)



S「ほかにいい言葉ない?」


(俺たちアイドルだから…)
「〝アイドル〟入れようよ♪」


O「30過ぎて、自分のこと『アイドル』って言う?」
 眉をハの字にして言う大ちゃん。

S「十分アイドルですよぉ」
 親指を立てて笑う翔ちゃん。

(俺も思うよ)

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