テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第13章 虹の祝福と宴

二宮視点

S「はい。私ぃ智くんの事なら何でも知っています♡」

A「その手帳に大ちゃんの秘密が書かれているとか!!」

S「紙媒体には書く必要ありません。
  全てここにありますからぁ」
 こめかみ辺りをトントンと人差し指で叩く翔さん。

(雅紀ドットコムですか?)

A「それ!俺の!」


「(そうだね)いいじゃん。使用料もらえば?」
ニヤニヤ笑うとマー君も笑い出した。

A「よし。そのお金で飲みいこう!!」

「その話乗ります♬」

M「俺も!!」
 手を勢いよく上げる潤くん。


S「もう。バカ言うな!」
 潤くんを抑えようとする翔さん。 


O「皆でいこう!!翔くんのおごり♡」
 ニコニコの智さんが少し大きな声で翔さんの方を向く。

S「え…あ…はい…智くんが…そう……」
 ブツブツ言いながら返事をする翔さん。


「この人(天然の行動)は自然体だから…(惚れた方が負けなんですよ)」

S「自然体アイドル?」


「それは、みんな(嵐)の事でしょ?
 この人(大野)にその言葉 使いたいなら〝超自然体アイドル〟だよ」

O「お!『超』いいじゃ!」
 智さんが嬉しいそうな顔をした。

「気に入ってくれますか?」

O「もちろん!!」
 嘘のない智さんの顔をしていた。


「嬉しいです」
感情そのままで智さんに抱き付いてきた。

O「和也は〝演技派アイドル〟だよ」

「演技派?」

O「そうそう。ハリウッドスターの方がいい?」

「いいえ。リーダーが付けてくれた『演技派』のほうがいい!」

A「大ちゃん!俺は!!」

O「雅紀は『スーパーアイドル』」

A「ヒロミさんに言われたヤツじゃん!!」

O「じゃ〝ミラクルアイドル〟」

S「ミラクルかぁ!いいね♪お兄さんノッて来ましたね♪」
 メモ取りながら笑っている翔さん。

O「ノッてきたよぉ!
  そうゆう翔くんは……
 〝知的アイドル〟かな?」
 ふにゃっと笑っている智さん。


S「なにぃその『…かな?』もっとないのオリジナリティーなヤツ」


O「…う~ん…」
 考え込む智さん。

(筋肉バカ…とか、勉強バカとか?)

智さんの表情見ていると、そんな言葉が浮かんできた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ