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虹色の精霊に導かれて…

第13章 虹の祝福と宴

大野視点

A「松潤は〝イケメンアイドル〟だよ!一番カッコいいもん!」
 雅紀が松潤にウインク?をしながら松潤らしい〝アイドル〟を付けた。

(ああ。イケメンで良かったねぇ…残念。先に使われた)

M「そ、そりゃ、どうも…」
 嬉しそうに照れた松潤は俺の腕を離して、体をクルッと回転させた。

(イケメンって言われて、喜ばない奴はいないよな)


N「……」
 和也が何も言わず、手を下した。

(どうした?なんで、下を向く?)
和也の顔を見ようと首を傾げる。

A「はい!〝愛の結晶〟ってどう♪」
 雅紀が俺と和也の間に入ってきた。


 雅紀は和也の顔を見ている。

N「…子供ですか?」
 和也が投げやりな声を出す。


A「ダメ?いいと思ったけど…」
 雅紀がシュンっと下を向く。


(翔くん…どうしよう)
二人の微妙な空気をどうになしたくて、翔くんに助けを求めるつもりで翔くんを見た。

 翔くんは和也を見ていた。


M「うーん?愛より〝奇跡の結晶〟の方が良くない?」
 松潤は翔くんに相葉ちゃんの案を少し変えて言う。


 翔くんはメモを取る事を止め「和也」と名前を呼んで近づいて行く。

N「…はい」
 怯えた様な声で小さく返事をする和也。


(翔くんの低い声って…カッコいいのに…なんでみんな怖がるのかな?)


なぜか、雅紀と松潤も身構えている。


S「まとめてて♡」
 ニコッと笑って、手帳を和也に渡す翔くん。


N「え?翔さん?」
 和也がポカンと口を開けている。

 雅紀も潤も同じ顔をしている。


(翔ちゃんは怒ってないよ)

S「和也が“この場にあった面白い挨拶”にしてくれない?」
 翔くんがニコニコ笑いながら言う。

 渡された手帳をジーッと見ている和也。


M「いいなー翔さんの手帳借りれて~」
 潤が手帳をツンツン突いている。



N「う、うん…」
 手帳を開くいて座り込む和也。

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