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虹色の精霊に導かれて…

第13章 虹の祝福と宴

二宮視点

単語を文章にするために頭を回転させている。


 A『愛の結晶』
相葉さんの笑顔が脳裏に出てきた。


(バーカ…
 その表現は俺たちには似合わないよ…
 潤くんの方がずっと良い…)


“奇跡を集めた結晶”

メモに書き込みを入れる。


(もしかしたら、挨拶が翔さんになるかもだよなぁ…)


“ジャニーズ事務所”

(所属も入れないと、怒るかな??)
チラッと翔さんを見る。

(いるね…)

“ジャニーズ事務所 所属”

  A『松潤は〝イケメンアイドル〟だよ!』

(他はイケメてないって事か?)


“イケてるジャニーズ事務所 所属”

(リーダーのダンスのキレだって最高じゃん…

 翔さんだって、残念な時もあるけど、全体的にカッコいい男だぞ…

 あんただって…)


  A『松潤が一番だよ!』
相葉さんの声が聞こえる。



(あーそかよ!

 俺は……

 俺もいい男だろ!まったくどこ見てるんだ!)


メモの単語にジャーッと線を引き、書き換える。 


(イケメンぞろいだ!!うん。潤くんだけじゃない

 俺も、アイツも…イケてるメンズだ!!)



今の僕らが ここハワイで 嵐としているのは
たくさんの人たちの 奇跡を集めた結晶です
イケメンぞろいの ジャニーズ事務所 所属
 平均年齢30越え
『☆』アイドル 嵐の『ダレ』


(こんな感じかな? そうだ…)

パシンと軽い音が聞こえて、顔をあげると、頭をさすりながら肩をすくめて、謝るまーくんがいた。

 呆れた顔の潤くんが「たく…」っと言う。

(またなにしたのよ…)


「アイバカさん?なにヤラカした?」
手帳を持ったまま潤くんに聞く。

M「?大したことじゃないよ」

潤くんが返答していると「できた?」と、翔さんが近づいてきた。

「うん。これでいいかな?」
原稿を翔さんに渡す。

 原稿に目を通す翔さん。

S「いいと思うよ」
 翔さんがリーダーに原稿を渡す。

O「おお。さすが和也」
 一枚目だけ見て、満足そうな顔をする智さん。

「へへ」

A「俺にも見せて!」
 マー君が二人の方を向く。


「(いまかな?)…ジェィ…」
小さく折った紙をそっと潤くんに手渡した。

 潤くんは『何?』っと目で伝えるから、ニヤッと笑顔を送った。

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