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虹色の精霊に導かれて…

第3章 出発点への道

相葉視点

 時間は日本時間17日の東京

成田19:00発JL便にてハワイに行く。


テレビ局の駐車場で、翔ちゃんの収録が終わるのを待っていた。


「まだかな?まだ終わんないかな?」

N「二本目は、もうすぐ終わりますよ…
それにしてもテンション高すぎ!今回専用機じゃないんですから、静かにしててくださいよ」
 PSPを握ったままニノが話す。


「はーい。まだかなー♬まだかなー(^^♪」

ハワイでイベントができると聞いてから、ウキウキが止まらなかった。



因縁のハワイ。リベンジのハワイ

どうしても、5人でやりたかったコンサート絶対成功させたい。

あの時の僕に『頑張ったよ』言うために。


N「遠足に行く小学生ですね…」

「気分はそうかも!!うふ・・ひゃひゃ」


N「そのテンション…ヤッパ気持ち悪いよ…」

日常的な会話にさっきから大ちゃんが入ってこない。


「大ちゃん?」
 心配になって声を掛けてみた。


「・・・なんだよ・・」
 大ちゃんが低い声で睨む。


(ヒッ!!こわい!!)

「ご、ごめん…なんでもなぃ…」



ピピピ ピピピとチーフの電話がなる。



チーフ「はい。あ!いつもお世話になってます…はい。今駐車場で待機してます…」


(誰と話しているんだろう、ものすごく…変な…感じ…)


チーフ「え?ぁ…そうですか…わかりました…」


とっても、渋い顔で、電話を切るチーフ。

(トラブル…?)


チーフ「櫻井は飛行機は一緒だが、着いたら…別行動になった。三人は先に空港に行くか…」

チーフが淡々と話す。

「え?別行動?なに?翔ちゃんだけ?何かあったの?」
 思ったことを、たたみ掛けるように早口で言ってしまった。


チーフ「櫻井には…

 …ZEROの取材チームと行動を共にするんだ…と…」


「ぜろ?あーZEROね。OK!OK!トラブルかと思った。ひゃひゃ。よかったぁ」

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