
虹色の精霊に導かれて…
第20章 本番前のリハ
松本 カメラに向かって エアボクシングをする。
二宮 大きく手を広げ 合図を送っている。
櫻井 持っていたタオルをカメラのレンズに近づけ、 いないいないばぁみたいな事をする。
松本 ソレどう? っと首を傾げる。
櫻井 へへへ と笑いながら ナシでしょ っとこぼす。
メンバー が退場予定のヘリポートに歩いて行く。
全員のイヤモニには 音楽と スタッフのカウントが聞こえている。
ヘリはない エアヘリに乗車して スタッフの一人が扉を閉めるフリをする。
相葉 スタッフの顔を皆がらぼっそっという。
スタッフもクスッと笑う。
二宮と松本もその零れた言葉に反応する。
グッとしゃがんだ相葉が まるでヘリが浮いているかのように 手を伸ばし、足を延ばしていく。
スタッフ「はい オッケイです!」
S「ぐっ はは」
OKと聞いた瞬間笑い出す櫻井。
N「そこまで 求めてなくない?」
A「せっかく カメラ回ってるからね~」
M「アロハ~」
スタッフ「タオルです」
M「ありがとう」
受け取る松本
スタッフ「何か着なくていいんですか?」
M「汗で 張り付いて 気持ち悪いんだ」
体をタオルで拭きながら答える松本。
スタッフ「でも、なにも着ないと暑くないですか?」
M「熱いよ もう シャワー浴びたいぃ!!」
帽子にしみ込んだ汗を振り飛ばす相葉。
カメラが相葉に近づいてきた。
A「熱いよぉ!」
スタッフマイク「リハの確認は以上になります この後…」
スタッフマイク「4時 開場 5時半 本番です」
S「ヒィィー」
N「よろしくお願いしまーす」
S「お願いしまーす」
メンバーたちステージから退場する。
カメラは相葉について進む。
