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虹色の精霊に導かれて…

第3章 出発点への道

櫻井視点 場所パールハーバー付近です


取材が終わった…この取材をどう編集するんだろう…


マネ「車きました」

「はい」


待ち合わせの場所に黒いベンツのバンが横づけされている。


(みんなに会える…)

涙が出そうになる。


(いけない!気持ちをしっかり持ってないと、緩むし…午前中の事話しそうだ…)

ふーっと息を整えて、車に向かう。


車の近くまで行くと、スライドドアが開く。


M「お疲れ様!!」
 潤が笑顔で迎えてくれた。


「お疲れ様…です」

 抱き付きたいのをグッと我慢して、車に入る。


車の中にはメンバーしか乗っていなかった。


手を振る雅紀。
ジッとこっちを見つめるニノ。

そして、お疲れモードの智くん。

(一緒の飛行機に乗ってこなかった位、煮詰まってるんだ…
一緒にいてあげたかった…


でも、彼女のご機嫌は俺が取らないと…嵐がまた消される…)


「あ!画伯調子はどうですか?」


O「……うん、まーなんとか…」

「二回目の個展!楽しみしてます。頑張ってくださいね」
 かなりのキメ顔を智くんに向ける。

(今はこの笑顔で許して、じゃないと、俺が崩れる…)

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