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虹色の精霊に導かれて…

第32章 嵐 コンサート フィナーレ

O『 ひらひらと花が舞う頃 旅立ちを決めた思いは 今 誰のためでもなくて 』
 大野の声に乗って 薄衣が夜空に登っていく。


五『 思い出を 抱きしめながら 僕たちは 歩いてゆくよ

  イマ ヒトミの奥に 輝く夢は いつでも いつまでも

  いつでも いつまでも… 』

メインステージに 長い道の真ん中で座る五人が肩を寄せて笑っていた。


{王子 素晴らしいです}
沢山の花の精霊たちが 櫻井を称賛する。

 頷いてその賞賛を受け入れる櫻井。

O「nagai miti oboete iruyo ikokuno daitini turetorareta huann misitta mono no nioi…」
 大野がスクリーンに映し出された写真に話しかけている。


その声に気が付いた松本が「ニノ 翔さんとココにいて」と声を掛ける。

N「しかたないですね」



M「どうも ありがとぉおお!」
 松本マイクに声を乗せると〝Bittersweet〟の前奏がはじまる。

N「どうもーありがとうーーー」≪気を引き締めろぉぉ≫
 直立不動でマイクに声を乗せる二宮。

 中央ステージに向かって歩き出す松本。


A『ありがとう!』
 相葉もその後ろについて 観客に手を振っている。


 櫻井が一緒に中央に足を向けている。

N「翔ちゃん!」
 二宮が声を掛ける。

S「ん?なに?」
 二宮に近づく櫻井。

N「おれと ココに居てください」

S「…わかった。無理するな!」
 二宮がいた側に歩き出す櫻井。

N「わかってます」
 二宮も笑顔で逆サイドの方に歩き出す。


A「どうも ありがとーーー ありがと!」
 歩きながら手を振る相葉。

お菊「和也様ぁデートしてぇ」

N「あー後でね?」

お菊「きゃぁぁ」

M(おいおい リアルな声になってるぞ?)
 二宮とお菊の会話が聞こえて振り向く松本。

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