
虹色の精霊に導かれて…
第34章 だまし だまし
二宮視点
O「大丈夫か?」
小さい声で聞く大野さん
「ん?」
ごまかそうと、とぼけた顔したけど、大野さんの目が笑っていない。
(やっぱりバレてる…「あぁ 薬が効いてるから」大丈夫なはず)
小さい声で答える。
S「クー 冷えたビール飲みたい!!」
A「そうだね♪」
M「でも、エライさん達いたら『シャンパン』だろうね?」
S「だなぁ でも それでもいいや!!」
A「いいよねぇ」
O「酒飲むなよ」
顔を皆の方に向け笑いながら俺にだけ聞こえる小さい声が続く。
「乾杯くらいで、ソーダ水にするつもりですよぉ?」
俺もニコニコ笑いながら、返事を小声で返す。
少し走った所で、車が止まった。
(とまった…)
外から車の扉を開き、チーフが入って来た。
チーフ「お疲れ」
スタッフ「はい お疲れ様です」
チーフ「着替えは今朝のをハウスにあったからそのまま 持ってきた。
着替えと身なりを整えてたら戻ってこい!」
A「じゃ俺一番!」
マー君が立ち上がる。
チーフ「迅速に動えよ。ジャニー社長を待たせるなよ!」
S「俺も!」
翔さんも立ち上がる。
M「パッパとね」
S「おう」
車から降りていく二人。
チーフ「二宮」
狭くはない車の中でチーフの声が響く。
「はい」
(その声質 翔さん級に怖いんですけど…)
チーフ「これ 飲んでおけ」
ポケットからガラスの小ビンをだす。
(それって、超マズイ『毒消し入り回復薬』じゃないですか…)
大野さんをチラッと見ると、小さく頷く。
(えー 回復魔法かけてるのに…)
チーフ「少しでも回復しておけ」
なかなか 受け取らない 俺の手に無理やり握らすチーフ。
「はい」(ぶっちゃんのやさしさ…だよねぇ)
瓶に蓋をおり、口をつけずに中の液体を口に入れる。
独特の甘味と香りが口に広がる。
(まっずい…)
ゴクンと飲み込んでからも続く嫌味な感覚。
O「まずいね」
飲んでいない大野さんが眉を潜める。
(口直しほしい…)
M「打ち上げは俺たちが回すから、じっとしてろよ?」
心配そうな目で俺を見る潤くん
「そうですね。明日もありますので、(遠慮なく)大人しくしてます」
O「大丈夫か?」
小さい声で聞く大野さん
「ん?」
ごまかそうと、とぼけた顔したけど、大野さんの目が笑っていない。
(やっぱりバレてる…「あぁ 薬が効いてるから」大丈夫なはず)
小さい声で答える。
S「クー 冷えたビール飲みたい!!」
A「そうだね♪」
M「でも、エライさん達いたら『シャンパン』だろうね?」
S「だなぁ でも それでもいいや!!」
A「いいよねぇ」
O「酒飲むなよ」
顔を皆の方に向け笑いながら俺にだけ聞こえる小さい声が続く。
「乾杯くらいで、ソーダ水にするつもりですよぉ?」
俺もニコニコ笑いながら、返事を小声で返す。
少し走った所で、車が止まった。
(とまった…)
外から車の扉を開き、チーフが入って来た。
チーフ「お疲れ」
スタッフ「はい お疲れ様です」
チーフ「着替えは今朝のをハウスにあったからそのまま 持ってきた。
着替えと身なりを整えてたら戻ってこい!」
A「じゃ俺一番!」
マー君が立ち上がる。
チーフ「迅速に動えよ。ジャニー社長を待たせるなよ!」
S「俺も!」
翔さんも立ち上がる。
M「パッパとね」
S「おう」
車から降りていく二人。
チーフ「二宮」
狭くはない車の中でチーフの声が響く。
「はい」
(その声質 翔さん級に怖いんですけど…)
チーフ「これ 飲んでおけ」
ポケットからガラスの小ビンをだす。
(それって、超マズイ『毒消し入り回復薬』じゃないですか…)
大野さんをチラッと見ると、小さく頷く。
(えー 回復魔法かけてるのに…)
チーフ「少しでも回復しておけ」
なかなか 受け取らない 俺の手に無理やり握らすチーフ。
「はい」(ぶっちゃんのやさしさ…だよねぇ)
瓶に蓋をおり、口をつけずに中の液体を口に入れる。
独特の甘味と香りが口に広がる。
(まっずい…)
ゴクンと飲み込んでからも続く嫌味な感覚。
O「まずいね」
飲んでいない大野さんが眉を潜める。
(口直しほしい…)
M「打ち上げは俺たちが回すから、じっとしてろよ?」
心配そうな目で俺を見る潤くん
「そうですね。明日もありますので、(遠慮なく)大人しくしてます」
