
虹色の精霊に導かれて…
第34章 だまし だまし
櫻井視点
着替えてきたから 車に乗るためドアノブに手を置く。
A「…無理してたら…俺…」
雅紀の声が聞こえた。
(無理して?)
ゆっくり扉を少しスライドして中を確認する。
和也の頬を摩る雅紀がみえた。
(あ!いい雰囲気…)
見つめ会う二人。
N「相葉さん…」
和也が少し目を潤ませながら雅紀を呼ぶ。
(なーんだ 『さん呼び』かぁ…)
扉を普通に開ける。
和也と雅紀が同じタイミングで俺を見る。
(なんだよ…)「お邪魔かな?」
A「ううん 今ニノに ちゃんと 言葉で伝えてる」
静かな口調で言う雅紀。
「そう」(何を伝えるのかなぁ)
和也を見る。
和也が小さく肩をすくめる。
(教えてはくれないのかぁ じゃ いいよぉ)
「これニノの服」
持ってきた衣装の上着を和也に渡す。
N「着替えなくていいんですか?」
素直に上着を受け取る和也が質問してきた。
「無理しなくていい…『この上だけ着ていけ』ってチーフ判断。」
さっき座っていた席に座りながら答える。
ふに落ちない顔をする和也。
A「甘えれる所は 甘えよう?」
雅紀が和也の上着をシワにならないようにフンワリ畳む。
M「そうだよ 何回も言うけど、明日もあるから」
潤が車に戻って来た。
N「わかりました。でも 汗は拭きたいので、おしぼりとシャツの替えを…」
ゆっくり体を起こして 体色々な所の関節をポキポキ音をたてる。
A「俺 取って来る!!」
勢いよく立ち上がった雅紀が車から飛び出ていく。
N「翔さんの判断でしょ?コレ」
不機嫌そうな和也が衣装の上着を指さす。
「ううん 智くん判断。で、チーフ判断にしたのは松本氏 な?」
隣に座った潤の肩をポンポンと叩く。
M「その方が 相葉くんの『不安要素少なめ』かな?って」
N「私よりも 相葉さん優先なんですねぇ」
さらにふて腐れる和也。
「負担を分散させないとネ」
和也が俺をジーッとみて、下を向いた。
(分かれば、よろしい)
着替えてきたから 車に乗るためドアノブに手を置く。
A「…無理してたら…俺…」
雅紀の声が聞こえた。
(無理して?)
ゆっくり扉を少しスライドして中を確認する。
和也の頬を摩る雅紀がみえた。
(あ!いい雰囲気…)
見つめ会う二人。
N「相葉さん…」
和也が少し目を潤ませながら雅紀を呼ぶ。
(なーんだ 『さん呼び』かぁ…)
扉を普通に開ける。
和也と雅紀が同じタイミングで俺を見る。
(なんだよ…)「お邪魔かな?」
A「ううん 今ニノに ちゃんと 言葉で伝えてる」
静かな口調で言う雅紀。
「そう」(何を伝えるのかなぁ)
和也を見る。
和也が小さく肩をすくめる。
(教えてはくれないのかぁ じゃ いいよぉ)
「これニノの服」
持ってきた衣装の上着を和也に渡す。
N「着替えなくていいんですか?」
素直に上着を受け取る和也が質問してきた。
「無理しなくていい…『この上だけ着ていけ』ってチーフ判断。」
さっき座っていた席に座りながら答える。
ふに落ちない顔をする和也。
A「甘えれる所は 甘えよう?」
雅紀が和也の上着をシワにならないようにフンワリ畳む。
M「そうだよ 何回も言うけど、明日もあるから」
潤が車に戻って来た。
N「わかりました。でも 汗は拭きたいので、おしぼりとシャツの替えを…」
ゆっくり体を起こして 体色々な所の関節をポキポキ音をたてる。
A「俺 取って来る!!」
勢いよく立ち上がった雅紀が車から飛び出ていく。
N「翔さんの判断でしょ?コレ」
不機嫌そうな和也が衣装の上着を指さす。
「ううん 智くん判断。で、チーフ判断にしたのは松本氏 な?」
隣に座った潤の肩をポンポンと叩く。
M「その方が 相葉くんの『不安要素少なめ』かな?って」
N「私よりも 相葉さん優先なんですねぇ」
さらにふて腐れる和也。
「負担を分散させないとネ」
和也が俺をジーッとみて、下を向いた。
(分かれば、よろしい)
