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虹色の精霊に導かれて…

第35章 打ち上げ会場

相葉視点

車から降りると、沢山のフォーマルスーツのスタッフたちが、俺たちを囲む。

S「おつかれさまです」
 翔ちゃんが営業スマイルでスタッフ達に声を掛ける。

スタッフ「はい お疲れ様です」
 スタッフ達に笑顔が広がる。

花のオブジェの中にヨーロッパ風の内開き門が畳まれている。

レンガサイズの石で組まれたアーチの中に木製の大きな扉が見える。


「イラッシャイマセ」
タイミングよく 木製の大きな扉を開くボーイ。

俺たちはボーイの横を通り抜けて中に入る。。


店の中にスーツを着た亀梨くんと大倉が待っていた。

亀梨「お疲れ様です」
大倉「お疲れ様です」

 二人が同時に頭を下げる。


S「ああ ありがとう」
 ふふっと笑う翔ちゃん。

M「どうだった?」
 自信たっぷりな声なのに、心配そうな顔の潤ちゃん。

亀梨「すごい。もう もう凄すぎです
   俺も KAT-TUNも海外公演したい!って思いました」
 キラキラな目で潤ちゃんを見る亀梨くん。

大倉「俺は もう 嵐になりたいっす!」
 大倉が興奮して言う。

(ふ 何言ってるのぉ)

S「ははは それは 無理でしょ?」
 笑う翔ちゃん。

(そうだね!関ジャニだもんね?)

亀梨「KAT-TUNの海外公演も無理ですか?」
 少し寂しそうに言う亀梨くん。

(ソレと大倉の話は別だよね?)

O「それは お前らの働き具合じゃね?」
 大ちゃんが真面目に答える。

「そうそう
 一つ一つの仕事に真摯に向き合えば『お話』はオノズと来る!」
胸を大きく張って言う。

大倉「おお!」
 感動している顔の大倉。

N「なに 後輩の前だからって カッコいい事言ってるのよ」
 後ろに居たニノがもの過ぎ冷めた声で呟き。

S「待っててもダメだぞ!」
 大倉に向き合う翔ちゃん。

M「うん。
 『何をどんな風にしたいか』とかは、常に考えて『それ』になる様に行動してないとなぁ」

亀梨「何を…どんな風に…」
 考え始まる亀梨くん。


スタッフ「ああ まだここにいた!社長がおまちです」
 スタッフが走ってきた。

O「え!」

S「ヤバいね いそご!」

慌てて七人で走って行く。

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