
虹色の精霊に導かれて…
第39章 まもらなきゃ
相葉視点
(しょうちゃん!! お願いこっち向いて!!)
今すぐ 本当に声を出して 翔ちゃんを呼びたい。
でも、分かってる それはしちゃいけない。
(お願いだからぁぁ!!)
翔ちゃんがすぐ振り向いてくれた。
S「食べてるか?」
翔ちゃんは『嵐の櫻井』の顔で何事もないように、俺たちの所にやってきた。
でも、目は俺じゃなくてニノを見ている。
「うん どれも おいしいよ」
俺も『嵐の相葉』で応対する。
そっと 後ろにいる ニノを確認する。
ニノはちゃんと 目を開け 自分の足で立っていた。
(でも 焦点の無い目 人形のようなほほ笑む どこか悲しげで…)
目の前のニノがユラユラしだした。
S「ここで泣くな…抑えろ…」
声になるか ならないかの小声で翔ちゃんが言う。
「ぅ うん…」(な 泣かないよ)
一生懸命涙を引っ込めようとする。
(これ わさび 入ってたのかなぁ)
目の前のクラッカーをもう一つ口に運ぶ。
大ちゃんと潤ちゃんも何か色々持ってテーブルに集まってきた。
(みんな…)
大ちゃんが持っていたのは 小さな可愛いサンドイッチの盛り合わせ
潤ちゃんはカップケーキみたいな物を持っていた。
(みんな ニノの食べれそうな物をだね…)
「ニノ…なにか食べない?」
ニノに問いかける。
目の前に並ぶ料理に、興味をしめさないニノ。
(なんだろう この 感じ どこかで 同じような…)
フラッシュバックのような映像が目の前に広がる。
細くなっていくニノの腕
おかゆを口に持って行っても 口を開けてもくれないニノ
「たべて…」
体が震える。
心が叫び出す。
『食べなきゃ 死んじゃう』
(しょうちゃん!! お願いこっち向いて!!)
今すぐ 本当に声を出して 翔ちゃんを呼びたい。
でも、分かってる それはしちゃいけない。
(お願いだからぁぁ!!)
翔ちゃんがすぐ振り向いてくれた。
S「食べてるか?」
翔ちゃんは『嵐の櫻井』の顔で何事もないように、俺たちの所にやってきた。
でも、目は俺じゃなくてニノを見ている。
「うん どれも おいしいよ」
俺も『嵐の相葉』で応対する。
そっと 後ろにいる ニノを確認する。
ニノはちゃんと 目を開け 自分の足で立っていた。
(でも 焦点の無い目 人形のようなほほ笑む どこか悲しげで…)
目の前のニノがユラユラしだした。
S「ここで泣くな…抑えろ…」
声になるか ならないかの小声で翔ちゃんが言う。
「ぅ うん…」(な 泣かないよ)
一生懸命涙を引っ込めようとする。
(これ わさび 入ってたのかなぁ)
目の前のクラッカーをもう一つ口に運ぶ。
大ちゃんと潤ちゃんも何か色々持ってテーブルに集まってきた。
(みんな…)
大ちゃんが持っていたのは 小さな可愛いサンドイッチの盛り合わせ
潤ちゃんはカップケーキみたいな物を持っていた。
(みんな ニノの食べれそうな物をだね…)
「ニノ…なにか食べない?」
ニノに問いかける。
目の前に並ぶ料理に、興味をしめさないニノ。
(なんだろう この 感じ どこかで 同じような…)
フラッシュバックのような映像が目の前に広がる。
細くなっていくニノの腕
おかゆを口に持って行っても 口を開けてもくれないニノ
「たべて…」
体が震える。
心が叫び出す。
『食べなきゃ 死んじゃう』
