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虹色の精霊に導かれて…

第40章 俺の役目

松本視点

司会者「皆様 お時間許すかぎり お楽しみください」
 司会者の声が聞こえてきた。

接客スタッフ「こちらへ」
 スタッフがテーブルの方に誘導してくれる。

 翔さんが司会者にお辞儀をしている。


 周りを鋭い目で見まわしているリーダーいる。

「リーダー…」(何かあるの…)


O「ここは 大丈夫だ 遠巻きに陣を張っている」


「分かった」(俺も警戒しておこう)

O「普段どうりでいいよ」
 ふふっと小さく笑うリーダー。


(この人 絶対心 読んでいるよ)


 ニノがふらっと、音もなく動き出した。
 相葉くんが慌ててニノの肩を掴んで、スタッフの誘導について行く。


O「ね 駄々漏れなの みんなが あれじゃ ヤバいから…」
 困った顔のリーダー。

「確かに…じゃ 挨拶とか 俺も参加する。その方かいいでしょ?」


O「俺はその方が助かる」
 リーダーが微笑む。

(了解です)
返事を声にするのが、ちょっと恥ずかしかったから、口を窄めて、肩で笑った。







接客スタッフ「ご入用なものはお声かけてください」
 小さく頭を下げる。

S「はい ありがとうございます」
 翔くんが爽やかな対応する。




 テーブルには飲み物と小さく小分けにされた食事が並んでいた。

A「ニノ…何か食べる?」
 相葉くんが心配そうな顔で声を掛ける。

N「…いぃ…」
 首を振るニノ。


(ここにあるモノも食べにくいのかぁ)

男性「大野さん」
 俺たちのテーブルに数人の人が近づいて来る。

O「はい」
 名前を呼ばれ方に体を向けるリーダー。

 近づいて来るのはCMをさせてもらっているビール会社の幹部の人達。

幹部「お疲れ様です まずは 乾杯を!」
 グラスをリーダーに差し出す。

O「ありがとうございます」
 差し出されたグラスを受け取るリーダー。


社員「松本さんも どうぞ!」
 グラスを指しだす社員証をぶら下げている男性。

「あ どうも」
グラスには琥珀色の液体
(自社ビール持参かぁ…さすがですねぇ)


「「乾杯」」
 グラスを少し上げ、お酒を口に運ぶ。

(俺的には 飲んでる場合じゃねーんだけど やっぱ うまい)

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