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虹色の精霊に導かれて…

第3章 出発点への道

松本視点

 翔さんがロコモコをおいしそうに食べているのを嬉しくて、見ている俺。

 横目で、翔さんの新専属の電話の会話も気になる俺。



マネ「…そ…そうなんですか?スケジュールにない事ですが、大丈夫ですか?


(マネの知らないスケジュール?なんかヤバい事にならないか?

頼むからコンサートに支障が出るような事させないでよ…
そうじゃなくても、みんないいもの作りたくて無理するんだから…

させてるのは俺なのか?

大丈夫‥みんなできる…はず…)



マネ「いえ…では、同行します…しかし、私は…」

 マネの言葉に気になって仕方がない。



S「賛美と、取っていいのかな?」

A「取って取って!サンビ!サンビ!」

N「意味わかって使ってます?」

A「え?えーと賛成が美しい?」


「それは漢字!」
 思わずツッコミを入れる。


A&S「あはははは」



マネ「分かりました。私はチーフの指示に従います…必ずチーフが待っているんですね?」

(チーフが絡んでる?なら、大丈夫だな…特に翔さんには無理をさせない…)


マネ「はい。では後程…」

 マネが困惑しながら電話を切っていた。


「何かあったの…」
 すぐに、質問した。


マネ「チーフが五人に話があるそうなので、待機トラックに行くまでに来てほしい所があるそうです」



S「どこに行くって?」
 翔さんが口周りを拭きながら、話に入ってきた。

「もう食べたの?」

S「あんだけ見られてゆっくり食べれないでしょ?次は温かい物を食べたい」

冗談を俺にいながら、真剣な顔でマネに向き合う翔さん。

マネ「分かりません。チーフが直接運転手に場所は言っているそうです。
本当は午前中に行く予定にしていた所だそうです」


S「……午前中に…行きたかった所…」


N「そんなスケジュール知らないよ」
 ニノが話に入ってきた。

マネ「はい。私も知りませんでした。
チーフによると五人で、五人だけじゃないとダメな所だそうです」

O「………」

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