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虹色の精霊に導かれて…

第96章 嵐にしやがれ 嵐の休日inハワイ 櫻井編

川口「結構ボリューミーですね」


「そうだね 豪華ですね 写真撮っておこう!」

パシャ

(お!綺麗に取れた!)

川口「ブログやってる女子ですね?」
 ニコニコ笑う川口くん。

「ブログやってないし」(できねーし)


川口「食べましょ!」
 急に慌てだす川口くん。


「そうね いただきまーす!」
フォークとナイフを握る。


「あ、スゲェ!
 パイナップル入ってる。パイナップル ウィズ チーズバーガーだ これ」


 川口くんがカメラを向け、指で丸を作る。


「よしっ、急ぐぞマジで!」
料理にナイフを差し込む。

(なるべくいろんな物いっぺんに食べたいよなぁ…)

フォークで切った食材を突き刺していく。

(ちょっと 多いかなぁ…でも 多分入る)
大きな口を開けて口の中に入れる。

「あ!ウマッ!」
(あー みんなと食べたかったぁ…)

川口「お好みですか?」

「うん!超好み!!多分 嵐みんな好き!」

川口「ほー よかったですね」

「うん 好きな物ばっか!!
 パイナップル、チーズ、ハンバーガー、ベーコン!」
カメラに向かって、皿の上の食材を紹介する。

川口「アメリカですね」

「すんごいよ!口の中アメリカだもん 川口くんも食べなよ 時間無いよ?」


川口「そうですね いただきます…」
 カメラをテーブルに置いてナイフとフォークを持つ川口くん。


川口「わ!美味い!!」
 一口食べた川口くんがびっくりしている。

「でしょでしょ?」
食事マナーや人の目を気にせずガツガツ頬張る。

川口「良いんですか?そんな食べ方して…」


「ん?いいんだよ 今日は嵐の櫻井翔なんだから…」

川口「でも…」
 周りを見回す川口くん。


「あんま見んなよ?向こうは隠れてるつもりなんだから…」
パクパク口に運ぶ。


川口「はい すみません」
 座り直して食べる川口くん。


手を止めず食べる男二人。

(この映像はシュールだろうなぁ 間違いなくカットだ…)


 グィ―っとビールを飲んで「幸せですね」と笑う川口くん。

「エヘヘ、ねぇ。
 ハハハッ もっとゆっくりしたいんだけどね、本当はね 目的は別にある」


{ There is a prince!! }(王子がいるよ!)


チラッと声の方に目をやる。
(やべぇ 反応しちゃった…)

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