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君と別れるための5つの条件

第2章 別れるのは1カ月後、それまでは今まで通りにする

楽は隣にいるケイくんと思われるチャラチャラした人に擦り寄る

いつもなら大丈夫なのに、今はこういうのを見るのが少し辛い

「あーもう!わかったから!少し落ち着いたらイチャついていいから!今は仕事してください」

グダクダと話してる間にお昼になり人が増え始めた

桃李の店は料理も美味しく、イケメン(楽)がいることで、OLさんとホモを中心にそこそこ人気の店なのだ

楽がようやくケイくんから離れ、オーダーを取るため席を立つと女性とホモたちの目が変わる

まあ、料理よりもイケメン目当ての客が多いような気もするが気づかないことにしておこう

ホールを見るとなんとなく悲しくなるので見ないようにしながら桃李は黙々と仕事をこなしていった


OLさんの休憩時間が終わりようやく忙しい時間が終わった

自分も早くご飯が食べたいとお腹が催促するので賄いのパスタを作っているとダルそうに楽が厨房に入ってくる

ここに来るということは愛しのケイくんは帰ったということだろう

「は〜、疲れたー。ケイくん意外と面倒臭かったわ」

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