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君と別れるための5つの条件

第2章 別れるのは1カ月後、それまでは今まで通りにする

「え⁉︎……それは……」


「してるよね、それぐらい……



寝よっか……」



これまで以上に気まずい空気の中、俺たちは1つのベッドに潜り込む



「桃李、もうちょとこっち来て」



俺は言われた通りにモゾモゾと動いてここ数日の俺の定位置に入り込む



翔太の腕の中



胸に顔を埋めるようにして目を閉じる



トクトクと心地よく聞こえる翔太の鼓動が、今日は誰か別の人のものに感じて心がズキッと痛んだ













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