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君と別れるための5つの条件

第2章 別れるのは1カ月後、それまでは今まで通りにする

「や、ヤダ……も、ぁ……いじわるばっか、ヤダ、ん!」


いつも、もっと優しくしてくれんのに……


も、ヤダ……

勝手に涙が溢れ出して頬を伝っていく


「ごめん、泣かないで。ちょっとお仕置きのつもりだったんだけど……」


翔太の手が桃李の顔を包み込んで流れていた涙を拭う


「んっ、お仕置き?」


「桃李が俺以外の人好きになったりするからだよ。嫉妬してんの、俺の桃李を俺から奪っていくなんて……わかってるけど何か腹立ってきて……」


翔太のこんな悲しそうな顔見たことない


なのに俺は……何で……


「でも、桃李が泣くほど嫌ならもうやめる。最後なのに桃李の辛い顔見るのはやっぱ嫌だし」


翔太が俺の上からどいて、俺を起こしてくれる


え、本当に終わっちゃうの?


まぁ、全部俺が悪いのか


翔太は体をきれいにしてくれて着替えを持ってきてくれた


「桃李はもう好きな人とエッチしたの?」

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