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君と別れるための5つの条件

第3章 一緒に寝る









ジリリリリリリリリリリリリ………






んっ、何か懐かしい夢だったな〜




桃李はぐーッと伸びをすると翔太を起こさないようにしながら静かにベッドから降りる




翔太と初めて出会った時の夢……
あの時はまさかこんな関係になるとは思ってなかったな



今思い出したら、俺は翔太を初めて見た瞬間から翔太に惹かれていたんだろうか




桃李は朝食の支度をしながら昔のことを考える



幸せな時間もあともう少し……










ギュッ







突然後ろから温かいものに包まれる
心から抜け落ちかけていた温かさ……





「どうしたの?そんなくらい顔して。桃李には似合わないよ?……ほら、あの日みたいに笑って?」



翔太の体温に飲み込まれそうになりながら、桃李は記憶をたどっていく


あの日っていつだろ



「俺と桃李が初めて会った日みたいに笑って?」

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