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腐男子恋愛物語

第3章 ~明人のピンチ~

「頑張ってね~」

護君が部屋を出てから、僕は鍵を閉めてBL小説を読むことにした。

◇腐乱寮前の道路◇

-護視点-

「腐乱寮の周辺に、怪しい人はいないか…。」

ランニングついでに、腐乱寮の周りに怪しい人がいないか確かめたけど、誰1人もいなかった。

「うーん……ッ!?」

誰かに見られているような視線を感じ、後ろを振り返ると誰もいなかった。

「……気のせいか…。」

俺は、寮に戻ることにした。

-???視点-

「……。」

◇腐乱寮・212号室◇

-護視点-

「ただいまっす」

「zzZZZ」

「先輩、寝てるのか」

BL小説がそばにあるってことは、読んでる最中に寝ちゃったんだな。

「んー…護君……zzZZZ」

「あはは、寝言で俺の名前呼んでる」

いったい、どんな夢見てるんだろう?

起きた時に聞いて見よう。

「しかし…。」

こうして良く見たら、明人先輩の寝顔って可愛い…って!

「俺は、何考えてるんだ!」

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