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腐男子恋愛物語

第1章 ~出会い~

2年生は、後輩の面倒を見る能力を身につけてもらうため。

3年生は、1人の生活に慣れてもらうためという方針なんだ。

「本当なら、2学期から転校する予定の子なんだけど、引っ越し予定が変わったみたいで」

「でも、なんで夏休み初日の今日なんですか?」

それなら、夏休みまでは家で暮らして2学期から、寮生活すれば良いのに。

いやまぁ、僕はどっちでも良いんだけど。

「両親の意向で、先ずは早めに寮生活に慣れてもらうのと、相部屋で上級生との接し方を慣れてもらうためだそうだ」

「そうなんですか~」

「で、ちょうど相部屋に1人だけいるのが日暮君だけなんだよ」

相部屋の部屋割りは、ランダムで決められるのと今年の1年生の人数が、2年生より1人少ないのでたまたま僕は1人に決まった。

「転校生で、腐乱寮や腐乱高校でのことを知らないから
ちゃんといろいろ教えてあげて、面倒を見てやってよ」

「はい、わかりました」

いよいよ、僕にも後輩が…。

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