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Blast of Brilliant STARS

第7章 迷彩祭り

【しーま さま・大宮】ジャポニズムMステ



本番前、楽屋からスタジオへ向かう廊下で、大野さんが後ろから呟く。


「…あ〜、緊張する…」


今日の新曲のメドレー中、俺たちはバク転を披露することになっている。

しかも、生放送で。


「あのね、緊張移るからさ、そゆこと言わないでくれる?」

「あぁ、ごめん」


振り返って眉を顰めると、大野さんがヘラッと笑いながら返した。


「…じゃ移したろっ」

そう言うと、歩きながら後ろからギュッと抱きついてきた。

「もー、やーめーろーやー」


抱きつかれてフラつきながら、棒読みで抵抗する。

前を歩く3人が角を曲がったところで、急に大野さんがギュッとしたまま立ち止まった。


「…ちゃんとできたら…ごほうびある?」


耳元で囁くように問いかけられる。

声と吐息に、思わず顔が熱くなる。


「…なにがいいの?」

「…ん、ニノがいい」


横に顔を向けると、大野さんも顔を傾けてチュッとキスしてきた。


「がんばるね、俺」


ヘラッと笑うと、パッと離れて先に行ってしまった。

…くそ、変態おじさんめ。


本番で俺たちは見事にバク転を決め、目が合って思わず笑った。

俺も…ごほうびもらっていい?

ね、大野さん。



しー☆魔女さん
2015-10-24 11:15:17


〉昨日のMステの余韻冷めやらぬまま、ひとつ投下します。
Mステ大宮本番前です。
エロス特になしw

ジャポニズム…を歌う嵐さん、
ということで…!←

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