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Blast of Brilliant STARS

第8章 ジャポニズム祭り

【millieさま・山、大宮】平安④



二の宮様に連れてこられたのは宮様の別邸。

綺麗に調えられた部屋に降ろされた。


「二の宮様、なぜ…」

僕の問いに宮は悪戯な顔で答える。


「あの櫻の君が入れ揚げる姫がいると言うから後を付けてみたんだ。まさか智だったとはね…」

「宮様、どうして僕の名を…」


「ふふ、『宮様』じゃなくて和也と呼んで、智」

戸惑う僕に和也様は笑いながら言う。


「智は忘れちゃった?幼い頃一緒に遊んだし、接吻も…。顔を真っ赤にした智が余りにも可憐であの時からずっと想ってた」

「えっ」

余りにも突然のことに頭が混乱する。


僕が…小さな頃から想われてたの?

父上に遠慮して母宮さえ来ない部屋で一人淋しく過ごしていた僕のことを?


「三条の宮からいつも様子を伝え聞いていた。智を頼むともね?」

母上が僕のことを?涙が頬を伝う。


「泣くなよ、智」

宮の唇が頬を、唇を、首筋を撫でていく。


「智の寂しさも愛も全部俺が貰う…」

宮様の激しい愛に流される…。


翔くん、愛してる…。でも…僕は淋しいんだ…。
淋しくて…縋ってしまう…。

「和也…」

愛されながら引き裂かれる心。

僕は…どこに行くんだろう…



とにかく明るいミリィさん
2015-10-27 19:17:20


〉懲りずに第4弾(笑)

相変わらずPINKなし。
すまそ、平安シリーズ、PINKやりづらいの。

さて、青の姫、彼のこころはいずこに?

続きは…どうなんだろうね?

書き逃げします!

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