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Blast of Brilliant STARS

第8章 ジャポニズム祭り

【mimiさま・にのあい】先生、生徒



「にの、ちゃんと言えよ」
「う、うん」
「言うまで出さねぇからな」


生物室の前で深呼吸。

大野さんと翔ちゃんに肩を叩かれて、気合を入れて扉を開けた。


「失礼します」
「あ、二宮。待ってたよ。ここ座って」


「質問したいことがあるから放課後いいですか?」ってお願いに、相葉先生はいつもの笑顔で「いいよ」と答えてくれた。

優しいところも好き。


「どこが分からないの?」


指定された席に座ると、机の前にしゃがんで教科書を覗き込まれた。

近すぎる距離にドキドキが止まらない。


「ここ…」
「あ、これはね」

真剣に説明してくれる姿に見惚れちゃう。


チラッと扉に目をやると、ガラス戸から2人が「言え言え」とやってるのが見えた。


「…ってこと、分かった?」

至近距離で目が合って顔に熱が集まる。

こんなチャンスない。

頑張れ、俺。

よしっ!

「相葉先生」
「ん?」
「好きです、付き合ってくれませんか?」


先生は驚いた顔で固まったが、髪をくしゃりと掴んで立ち上がった。


「松本先生に在学中に手出すなって言われたばっかなのに」
「え?」
「どうしよっか?」

困った顔で微笑まれた。



mimiさん
2015-10-28 09:28:00


〉またしても名前出してもらって嬉しかったのと、朝からウキウキでにのあい投下(*^^*)

学生シチュばんざい!
青春ばんざい!

皆さまのも引き続き楽しませてもらってますー♡

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