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Blast of Brilliant STARS

第8章 ジャポニズム祭り

【millieさま・じいまご】営業外回り



ビルを出て数歩。

潤が小さくガッツポーズしてる。
かわいいなぁ。


「大野さん、やりましたね?帰ったら速攻、部長に報告しなくちゃ!」

嬉しそうな顔。

そうだね、翔くんに報告だね?
きっと誉めてくれるよ。

久々の大型案件の成約だもん。


社用車に乗り込みハンドルを握る潤が話しかけてくる。

「やっぱ、大野さんのプレゼン資料、最高です!あれで決まったようなもんですよ」


「そんなことないよ。潤の企画がよかったんだよ。俺はそれを資料にしただけ。よかったね?これで今期の数字終わりでしょ?しばらくのんびり出来んじゃない?」


翔くんと…。

最後の一言は声に出さない。


フロントガラスにぽつぽつと落ち始める雨。

あっという間に豪雨になって車を包む。


「やばっ、車、停めます」

潤くんがそう言ってウインカーを出して路肩に停める。

「大野さん」

潤が俺を呼んだと思ったら次の瞬間、唇を塞がれた。

「んっ、んんっ、なにすっ」


「この案件取ったら言うつもりだった。好きです」

「え?翔くんとじゃ」


「部長と勝負してたんです。どっちが先に智に告るか…」


潤の唇を俺から塞ぐ。

これが俺の答え。



とにかく明るいミリィさん
2015-10-28 09:43:28


〉とりま、じいまご投入。

PINK書けない…

書き逃げします!

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