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Blast of Brilliant STARS

第8章 ジャポニズム祭り

【しーま さま・にのあい】学校



放課後、雅紀からの誘いが。

”学園祭でやる演劇の練習手伝って”と。

特に用事もないから言われた教室に向かった。


「あ、ニノ!ごめんね」

「いやいいけど…で、どんな役?」

「うん、これ」


手渡された台本を眺める。

…え、なにこれ!


「じゃやるよ?入りからね」

「や、ちょ待って!」

雅紀は焦る俺にお構いなしに、ガラッと入ってきて、ドアの鍵を後ろ手で閉めた。


「ごめん…呼び出したりして」

「ぁ…いや、ううん大丈夫」

雅紀が歩み寄ってくる。


「俺…一年の時から、君がずっと好きだったんだ」

「ぁ…えと、実は私も」


…なんだこのセリフ。

まんま俺じゃんか…。


「え?そうだったの…?」

「…うん、好きだった、よ」

演技だけど、こんな形で告るなんて。


「じゃあ…キスしてもいい?」

「え…?」

そんなセリフな…、


そう思ってたら、雅紀が顎をクイっと上げて、口づけてきた。

「…ごめん、ニノ。これは…演技じゃない」

雅紀が真剣な瞳で見つめてくる。


「…じゃ、もっかい言ってよ…」

「え?」

驚いた顔の雅紀に、チュっとお返しする。


「…俺も、ずっと好きだったよ…雅紀」



しー☆魔女さん
2015-10-28 21:38:25


〉あたしも一つ投下します!
最近好きなにのあいで♡

学校モノやっと書けましたw
最後尻つぼみ感満載ですが…(・・;)

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